2021年9月30日木曜日

折り鶴集会

  6年生が、修学旅行として、10月3日(日)~4日(月)の一泊二日で広島に行きます。今日は6年生が、広島に行く理由や平和について学習したことを全校生に発表しました。6年生の平和を願う熱い気持ちが言葉一つ一つに込められ、全校生も真剣に聞いていました。

 後半は、全校生で折った千羽鶴の話がありました。この千羽鶴は平和記念公園内の「原爆の子の像」に供えます。なぜ折り鶴を折ったのかについての話をスライドをもとに説明してくれました。

 「広島に住む佐々木禎子さんは、2歳の時に爆心地から近いところで被爆しましたが、外傷もなく元気に成長しました。スポーツが得意で将来の夢は学校の先生でした。しかし、小学校6年生のときに体調を崩し白血病の診断を受けます。入院中に「生きたい」という願いを込め、折り鶴を折り始めました。1300羽以上折ったと言われていますが、願いは叶わず、8ヶ月の入院生活の末、12歳の生涯を閉じました。禎子さんが亡くなって3年後の1958年に「原爆の子の像」が建てられました。建立を呼びかけたのは禎子さんが通っていた小学校の同級生たちでした。」

 今では、原爆の子の像には、年間1千万羽もの折り鶴が寄せられています。新田小学校6年生も原爆の子の像の前で平和を願うセレモニーを行い、折り鶴を届けます。大勢の修学旅行生がいるので、順番待ちをすることもしばしばですが、全校生を代表して堂々と誓いの言葉を述べてくれることを期待しています。